脂溶性ビタミン、水溶性ビタミンについて質問
①ビタミン名②働き③欠乏症
脂溶性ビタミン
①A②視力の維持・粘膜の保護・成長促進③夜盲症・眼炎
①D②骨の形成......................................③くる病
①E②過酸化抑制・細胞膜機能調整........③人間では不明
①K②血液凝固......................................③新生児出血
水溶性ビタミン
①B1.......②神経機能調整・糖質代謝関与 ③脚気・神経障害
①B2........②成長促進・エネルギー代謝関与 ③口角炎・発育障害
①ナイアシン②栄養素の代謝に関与 ③口舌炎・皮膚病
①B6........②血液凝固・皮膚・毛・歯の形成 ③食欲不振・皮膚炎
①B12......②赤血球形成に関与 ③貧血
①C...........②細胞間結合組織の保持・免疫増強③壊血病・皮下出血
脂溶性ビタミン・水溶性ビタミンをリフトアップしてみましたが、
なぜビタミンのアルファベット表記はこんなにバラバラなんですか?
Kがあるのに、どうしてFやG,Hなどはないんですか?
それに、B1,2があるのに、B3,4,5はないんでしょうか?
栄養素の化学がすごく大雑把だった時代には、「脂溶性のものはA」「水溶性のものはB」という分け方でした。
時代が下って、これまで「B」と呼んでいた混合物が、いろいろな活性成分が混じって出来ていることがわかったり、一口にビタミンといっても、成分によってさまざまな働きをしていることがわかってくると、アルファベット表記や下つき記号を使った分類がおこなわれて、どんな化合物なのかよくわかっていないビタミンには、仮称として、新しくアルファベットが割り振られました。
いっぽう、「ビタミン」の体内での振舞いの研究が進むと、「実は体内で他の栄養素から合成できるのでビタミンではない」「化学分析で詳しく調べたら、既知の栄養素と同じものだった」「化学構造がズバリわかったので、ビタミン名でなく物質名で呼んだほうが便利になった」「そもそも、その物質を一切摂取しなくても欠乏症なんか出ない(!)」などの新しい発見によって、「ビタミンである」という認識が覆されるケースも出てきました。
現在一般的に知られているビタミンが欠番だらけなのは、このような歴史的事情があるからです。
ビタミンが発見された当時は化学構造等も判明しておらず、
発見された順番にA、B、Cと適当にアルファベットが振られました。
その後、化学が発達し、ビタミンHはビタミンB群に含まれることが判明して改名(H→B5)されたり、
別の名前の方が有名になったり(ビタミンR→ビタミンB10→葉酸)と、紆余曲折を経て現在のようなバラバラな表記になっています。
くわしくはwikipediaを参照された方がよいかもしれません。
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