2012年3月28日水曜日

医薬品の成分について質問です。 今、登録販売者試験の参考書を読んでいるのです...

医薬品の成分について質問です。



今、登録販売者試験の参考書を読んでいるのですが、ある問題の解説欄に

「ビタミン12は、目の視力機能を助ける作用を期待して用いられる。塩酸ピリドキシン

等が配合される」

とあります。後半の文章のピリドキシンとはビタミンB6だということはわかります。「塩酸」が付くと何か違いがあるのでしょうか?そして塩酸ピリドキシンが配合されている理由はなんでしょうか?

わかりにくい質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。







薬剤師です。登録販売者の試験としては、一切無視して考えて良いことですよ。



化学的に安定だから、塩酸塩化しているだけです。



中学校の理科「酸とアルカリ」と高校化学「中和反応」の範囲で習うことですが、塩(えん)という言葉を覚えていますか?酸性物質と塩基性(アルカリ性物質)を化学反応させたときに生成されるモノです。ざっくり言えば、酸性物質+塩基性物質→塩(えん)+水 というのが中和反応です。モノにもよりますが、塩の状態だと、化学的に安定なことが多いです。



ピリドキシンに塩酸を反応させて、塩酸とくっつけた状態(塩酸塩と呼びます)にしておくと、元の状態より安定で、品質管理がしやすいんです。そのため、医薬品のビタミンB6は、この状態にしてあります。



医薬品の勉強をされると、塩酸○○、マレイン酸○○、リン酸○○、硫酸○○などと似たようなのが、ちょこちょこ出てきます。登録販売者としての試験上及び実務上は、○○の部分だけ覚えておけば、十分でしょう。



ちなみに、医薬品の成分表記では、「○○塩酸塩」という表記も目にすると思いますが、これは「塩酸○○」と、全く同じモノを指します。これが同じモノであるということだけ理解しておけば、OKです。








塩酸がついても、効果は変わりがないと思いますよ~

ということで、違いはないと思います。



私自身もよくわかりませんが、塩酸を入れれば製剤が安定するのでしょうか。

薬剤師さんからの回答があれば、そちらも参考ください。

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