至急です!化粧水が皮膚に浸透する仕組みを調べたいのですが、知恵をお貸しいただけますでしょうか?
高校の生物部で、今「化粧水の皮膚に浸透する仕組」を調べています。
例えば、ヒアルロン酸やビタミンCのような有効成分は皮膚のどの辺に届いて、何に働いて、どのように効くのか?ということを調べたいのです。
手始めに人間の皮膚に一番近いと思われた豚足の皮膚を使って実験を行いました。
皮膚を何個か角切りに切り取って、酢酸オルセインを1滴ずつ混ぜた何種類かの化粧水を同じ分量だけ皮膚の表面に垂らし、時間を置き、皮下組織のどの辺りまで浸透したかを顕微鏡を使って観察しようというものでした。
しかし、どの化粧水も結果は似たような感じで、違いがよく分かりませんでした。
そこでお聞きしたいのは
・化粧水の実験に豚足を使うのはどうなのでしょう?(他にいい材料があったら教えてください)
・皮膚への浸透の違いが分かるような染色液はありますか?
・そもそも、調べることが高校の設備じゃ不可能でしょうか…?
・このテーマで、何か他に出来そうな実験はありますか?
どれか1つでも答えていただければ嬉しいです><
1週間後に文化祭を控えているので、なるべく早めの回答をお願いします!
◇水溶性ビタミン 【すいようせいびたみん】
水に溶けやすいビタミンの総称。必要以上に摂取しても、余分な量は尿と一緒に排出されるので過剰症の心配はない。ただし必要量の何十倍などと大量に摂取すると、ビタミンB2で知覚障害、ビタミンCで下痢などの症状がまれに生じることもある。ビタミンC、ビタミンB1、B2、B6、B12、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウムなどが水溶性ビタミンである。
ビタミンCは水溶液に含ませて肌に浸透させます。水溶性でないビタミンは、油溶性となるので炭素分子が多い高級脂肪酸(例:ステアリン酸など)に含めて、すりこむ形で肌に浸透させる必要が有ります。
◇ビタミンCの働き
・結合組織を構成するコラーゲン生合成でプロリン、リジンの水酸化に働く。
・強力な抗酸化作用を持ち、ビタミンEのリサイクルに働き、アドレナリン、コーチゾル、オキシトシン、バゾプレシンの生合成に働く。
・カルニチン生成に働き、脂質の分解を促す。
・鉄、銅、カルシウムの吸収を良くし、ヘモグロビン合成に働く。
・コレステロールを胆汁酸に代謝し、血中コレステロールを下げる。
・アミノ酸、糖、葉酸の代謝に働く。
・毛細血管壁の形成と維持に働き、出血傾向を改善する。
・プロスタグランジンの生成やcAMP、cGMP生成に働く。
・解毒に働くシトクロームP-450の生成に働く。
・免疫を刺激し、白血球の働きを助け、インターフェロン産生を促す。
◇コメント
皮膚の表面は毛細血管から栄養や酸素が届きにくいので、特にビタミンCなどは皮膚の表面から取り入れる事は有益と考えます。上に書いた、いくつかの点は、(例:コラーゲン生成に働くなど)、は肌に張りを持たせます。
肌の内側は、良質な食物を食べて毛細血管から栄養補給を行う必要が有ります。
QASIQOTI
…結論を言ってしまいますが、ニンゲン(でも豚でも)の皮膚は、そうやすやすと外部からの侵襲を許す仕組みにはなっておりませんので、角質のホントに表面(お風呂でシワシワになるトコロ)にしか届きません。
(このあたり、生物部の生徒さんなら理解できるのではと思います。)
高価な化粧品がたくさんありますが、賢い消費者になる必要があるんですよ…。
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