ビタミンは過剰摂取するとどうなりますか?オシッコが黄色くなるだけで済みますか?
ビタミンの種類によって全く異なります。
ビタミン・サプリメントの過剰摂取
ビタミンA
大人 一日 85、000 IU 以上は毒性を持つ (めまい、頭痛、吐き気など)
子供 一日15,000 IU 以上は毒性を物
ビタミンB1 (チアミン)
糖質代謝と神経系機能の正常な働きの保持。特に毒性はないが、1000mg以上は利尿作用を促進。
ビタミンB2 (リボフラビン)
細胞のメンテナンスおよびエネルギー代謝に必要。ケガ後の細胞再生に必要。 特に毒性はない。
ビタミンB3 (ナイアシン、ナイアシンアミド、ニコチン酸)
毒性は大変低く、3000mgとっても特に問題ない。但し、消化性潰瘍の人と糖尿病患者には副作用がでる場合もある。これらの問題がある人は、ナイアシンを使う前に、医師と相談。ナイアシンと、ニコチン酸の形での摂取は、人によっては、たった25mg程度でも痒みや湿疹を起こす場合もある。特に害があるわけではなく、1時間程度で消える。ナイアシンアミドの形での摂取ではこのようなことが起こらないので、多くの人に好まれている。各形態でのこのような差は、体内での作用の差としてもあらわれる。例えばナイアシンアミドは血液中の脂肪の代謝を改善しない。ナイアシンはする。サプリメントとしては、両方同量含まれているものがいい。もし、皮膚表面が赤くなったりするのがイヤであれば、ナイアシンの比率を減らし、スローリリーズのものを選ぶ。動物、特に犬には与えない。
ビタミンB5 (パントテン酸)
エネルギー代謝およびアセチルコリンを作るのに必要。1日10グラムまでは、毒性はない。それ以上の摂取になると、下痢、ムクミなどを起こす場合もある。
ビタミンB6(ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン)
タンパク質、脂肪、および糖代謝に関与する酵素の協同因子として働く。毒性は低いが、サプリメントとして摂る場合、一日300mgを越えないようにする。それ以上の摂取の場合のデータが揃っていないから。(2000-10000mgで神経障害)
B6の多量摂取すると鮮明に夢を覚えていて、安眠できない
ビタミンB12(コバラミン)
タンパク質と脂肪酸の代謝および赤血球の生産に重要な役割を持つ。
毒性はない。問題は、吸収率が低いこと。
葉酸(ホオラシン)
Bコンプレックスの協同因子。赤血球生産に重要。1日1mg以上摂取すると、B12不足による悪性貧血を隠してし まう可能性がある。一日5mgまでは毒性がない。これ以上については、十分なデータがない。
ビオチン
糖質および脂肪の代謝に必要。 毒性はない。
コリン
B群の協同因子で、正常な脳機能と記憶に重要。脂肪やコレステロールの代謝にも参加する。 毒性はない。
イノシトール
同じくB群の協同因子で、コリンと一緒に脂肪とコレステロールの代謝に働く。体内には広範囲に分布されているが、その働きは、まだ分からないことが多い。神経には、血中の50倍のイノシトールが含まれている。精液には、他のビタミン、ミネラルに比べイノシトールが最も多く含まれるが、なぜだかは分かっていない。毒性はない。
PABA
B群の協同因子。動物では、正常な皮膚や毛の成育に重要だが、人間の場合はまだよく分かっていない。毒性はない。
ビタミンC
1日10g以上のビタミンCは、人によっては下痢を引き起こす。多少の利尿作用もある。これらのことを除けば、毒性はない。通常のアスコルビン酸よりも、アスコルビン酸カルシウムの方が多量摂取に適している。アスコルビン酸ナトリウムの形では摂らない方がいい。 多量にとりすぎると蓚酸および尿酸結石の原因を作るといわれる。(ただし、マグネシウム、B6,たっぷりの水を飲めば防げる)
バイオフラボノイド (ルチン、へスペルジンも含む)
ビタミン Cの貯蔵を守ったり、毛細血管の強化他、あらゆる作用を受け持っているが、その全貌はまだ明らかになっていない。 毒性はない。サプリメントとしては、ビタミンCと一緒になっているものがいい。
ビタミンD(カルシフェロール)
大人 30000 IU、子供2000 IU以上は毒性を持つ。
人によっては 5000 IUで過剰反応を示す。
毒性の兆候は、異常にのどが渇く、目が痛む、皮膚のかゆみ、吐き気、下痢、頻尿。自覚できないものとしては、血管壁、肝臓、肺、腎臓、胃への異常なカルシウムの沈着。サプリメントとしては、2種類、D2(エルゴカルシフェロール)、D3(コレカルシフェロール) がある。
ビタミンE(トコフェロール)
特に毒性はないが、1200IU以上になると、人によっては血圧があがる。
糖尿病、甲状腺異常のある方は、使用する前に医師に相談。
参照にどうぞ→http://www.nsbeauty.com/health_maint/health_maint_rda_vita.htm
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