食品売り場でやたらカルシウムやビタミンCの文字を見かけますが、必要以上に多くても体には悪いのではないでしょうか?
健康な人が通常の食事からカルシウムを多量に摂取しても健康障害が発生することは稀ですが、サプリメントなどの利用による過剰摂取で、泌尿器系結石、ミルクアルカリ症候群、他のミネラルの吸収抑制などが起こることが知られています。
また、カルシウムの摂取は他のミネラルとのバランスが重要ですが、カルシウムの過剰摂取により、マグネシウムやリン酸などの吸収が妨げられることがあります。理想的な摂取量の比は、カルシウム:マグネシウムは2:1、カルシウム:リンは1:1と考えられています。
ビタミンは、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)や水溶性ビタミン(B1、B2、 ナイアシン、B6、葉酸、B12、パントテン酸、ビオチンのB群ビタミンとC) に分けられます。
水溶性ビタミンは過剰に摂取したとしても尿として体外に 排泄されますが、脂溶性ビタミンは肝臓をはじめとする体内に蓄積されます。 そのため、過剰摂取による副作用が出てくる危険性があり、これを 「ビタミン過剰症」と言います。
ビタミンAを取り過ぎると、頭痛や顔面紅潮 皮膚が乾燥してむけたり、筋肉痛、食欲不振などの症状が現われてきます。また ビタミンDを取り過ぎると、骨からカルシウムが分離し、骨がもろくなっ たり、食欲不振、吐き気、頭痛、皮膚のかゆみなどが現われます。
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